「覚えられない」を解決するには「何度も出会う」しかないのですが…

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覚えられません!

これへの回答は

何度も出会うしかない!

となります。

1回で覚えられる人がうらやましいですよね。

そんな人はごくまれで、大半の「覚えられる人」は何度も繰り返し覚えようとしているはずです。

また、がんばって覚えたとしても人間は興味のないことはすぐ忘れるようにできているので、勉強のことはみんなすぐ忘れがち。

分かります。

興味があることなら、こっちからわざわざ出会いにいきますもんね。

ということで、まったく興味のないことを覚えるにはどうすればいいのか「Twice」で実験してみました。

名前を覚えることをゴールに設定します。

TWICE (韓国の音楽グループ) - Wikipedia

 

いちばん大事なのは「何度も出会う」ことですが…

ただ単に繰り返すだけでは覚えにくい

まずは、「Twice」が何者か調べました。

韓国で結成された多国籍の女性9人組アイドルグループ。

メンバーは、ナヨン・ジョンヨン・ジヒョ・ダヒョン・チェヨン・モモ・サナ・ミナ・ツウィ。

この時点で覚えられる気がしません。

繰り返し名前を暗唱するも、まったく覚えられる気配なし。

無味乾燥なカタカナの羅列。

無理です。

よくある「漢字10個ずつ」「英単語10回ずつ」何も考えずにひたすら書いていくだけの宿題が、無駄なことが改めてわかりました。

ここでちょっと工夫してみましょう。

そうです、顔と名前を紐づけるのです。

紐づける

名前の羅列だけでは到底覚えられそうもないので、顔と名前を同時に覚えていきます。

ここで問題発生。

顔が似ている!

この時点で覚えられたのが「ダヒョン」と「ツウィ」。

特徴的な顔立ちなので覚えられました。

顔写真を見ながら自分でテストしてみるもちょっと厳しい。

もっといろんな情報と紐づけなくては!

と、情報をむさぼります。

国籍で分けると、韓国5、日本3、台湾1、とこれだけでもずいぶん違います。

これで日本国籍を持つ「サナ」「モモ」「ミナ」が追加されました。

ついでに言うと、この3人は京都、大阪、兵庫出身という。

親近感がわいてしまいますね。

残り4人。

そのうち3人は「〇〇ヨン」。

難易度が高い。

ということは「ジヒョ」は自動的に覚えられるじゃないかということに気づく。

センターをつとめがちの「ナヨン」、ボーイッシュでおなじみ「ジョンヨン」、最後は「チェヨン」。

なんとか強引に、名前だけは覚えられました。

こまめに思い出す

一度覚えられたからといって安心してはいけません。

すぐ忘れます。

20分何もしないと40%忘れちゃうという話もあるくらいです。

いろいろ紐づけたので忘れにくくはなっていますが、やっぱり忘れていました。

忘れたメンバーを覚えなおします。

強制的に思い出す方法として、ポスターを張るのは効果的ですね。

子どものころ、トイレに兵庫県の地図が貼ってあったので、知らない間に兵庫の地理に詳しくなってしまいました。

世界地図でも張っててくれたらもっとグローバルな人材になったかもしれません。

プレゼンする

Twice知ってる?

塾生に「Twice」のメンバーをプレゼンしてみました。

やっぱり声に出すと覚えやすいです。

五感を使って覚えようとすると、覚えやすいし忘れにくいと言われていますしね。

説明しようとするとうろ覚えのところがはっきりあぶりだされますし、いいですよ。

レクチャーしている途中で、逆に「3代目」とか「キンプリ」のレクチャーをされたのですがこれまた興味がないので全く頭に入りませんでした。

興味がない生徒にレクチャーしなくてはいけない学校の先生は大変だろうなあと思った次第です。

 

まとめ

とまあ、こんな感じで「Twice」のメンバーを覚えてみたのですが、一番大事なのは

覚えようとすること

だということがわかりました。

教室に「Twice」のポスターでも張ってあったら、自然と覚えるだろうとは思うのですが、勉強するうえでは覚えようとしなければ覚えられないというのは間違いないです。

当たり前の結論を実感した次第です。

この意識をもって塾に来ているはずなのですが、これからは「覚えられません!」って言われたら「覚えようとして!」って返そうかな。

でも、覚えようとしても覚えにくいとは思うので、やさしくどうすれば覚えやすいかはアドバイスしますね。

1.テストしながら何度も繰り返し出会う
2.イメージや映像、関連した情報といっしょに覚える
3.こまめに覚えているか確認する

こんなところでしょうか。

結局これって、問題を解くことに似てないですか。

いろんな問題を解くことで、何度も出会えますし、情報が自然と紐づいたり、間違えた問題を解きなおしたり。

で、結局、結論は「やるかやらないか」だったりするという。

 

興味がないことをマスターしようとするのはなかなかに大変ですが、それをやってる塾生を見て、あらためて「がんばってるんだなあ」と思うのでありました。

 

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