問題集は2周目からが本番

塾の話

「勉強=問題を解くこと」と思っていませんか?

その考えは是非改めてください!!

「勉強」の定義は人それぞれあると思うのでおいておいて、「問題を解くこと」について考えてみましょう。

ちなみに、学習塾Qでは「勉強」の定義を「頭の使い方をトレーニングすること」くらいに考えています。

 

「問題を解くこと」=「ただの作業」

「問題を解くこと」ではかしこくなりません!

ちょっと言い過ぎたかもしれません…

それくらい言っておかないと伝わらないかもしれないので、あえて断言してみます。

問題を解き終わった後、何をするかが何倍も大事なのです。

なぜ問題を解くのか?

それはできないところを見つけるためです。

学校の授業で学んだこと、教科書を読んで学んだことが身についているか確認するために問題を解くのです。

自分がどれくらい理解しているかを確認するための作業です。

できる問題とできない問題を分ける作業なのです。

よって「問題を解くこと」=「ただの作業」なのです。

できる問題

「問題を解くこと」によって分類された「できる問題」をどう扱うか。

丸付けをして〇がついた問題は、他の考え方はないか?、もっと簡単に考えられたのではないか?ということを考えてみましょう。

いろいろな考え方を試してみるというのは「勉強」です。

ひとまず考えつくしたら、二度とやらなくてもいいです。

未練があるかもしれませんが、「勉強」においてはできることを何度もやることにあまり意味はありません。

問題を解くスピードは上がるかもしれませんが、それも「作業」と言っていいと思います。

「訓練」と言い換えてもいいでしょう。

「勉強」とは言えないと思います。

何をもって「できる」とするのかは、そのことについて何も知らない人に説明できる程度を目安にしてもらえるといいと思います。

できない問題

これが見つかったら喜びましょう!

成長するチャンスです。

教科書、辞書、先生、chatGPT、何を使ってもいいのでできるようにしましょう。

理解を深めることを忘れずに。

ここが「勉強」です。

できないことをできるようにするのが「勉強」です。

出来なかった問題に印をつけておいて、再度理解し直して挑戦します。

どうしても理解できないところはしばらく寝かせておきます。

「勉強」を続けていればいつかできるようになると信じて。

 

問題集を終わらせることを目的にしない

学校の課題、宿題はどうしても「終わらせること」が目的になりがちです。

ここを何とか自分の成長に使えるようになってほしいです。

問題集を一回解いて終わり!ではもったいなさすぎます。

ただ、時間を浪費しただけです。

印をつけた「できない問題」に挑戦するところからが「勉強」です。

理解するスピード、問題を解くスピードは人それぞれなので全員が同じ課題、宿題というのがそもそもおかしいのです。

全力で頑張ったけど、どうしても間に合わないというのであれば、すっぱり諦めることも大事です。

答えを写して間に合わせるというようなことに時間を使うほどばかげたことはないのです。

自分のために貴重な時間を使ってください。

 

最後に

問題集はどう使えばいいのか?

はじめに「2周目からが本番」とは言いましたが、好きに使ってくれればいいです。

同じ問題集を何周もやる方が身につくと思えばそうすればいいですし、新しい問題で自分の力をドンドン試したいと思えばそうしてくれればいいです。

まずはあれこれやってみて自分に合いそうな方法を確立させていくのもまた「勉強」なのではないでしょうか。

 

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