「塾に来るのを楽しみにしてました」
四谷大塚主催の全国統一小学生テスト。
算数の見直し授業をした時の話。
テストの結果は算数の偏差値50をきるくらい。
算数は好きだという4年生。
いっしょに見直しをしていくと、びっくりするくらい良くできる。
暗算はぼくより速い。
いっしょに見直ししていっても、ほとんど自分で解いてしまう。
何でその答えになるの?という質問にも非常に的確に答えてくれる。
難しい問題は素直に分からないと言えるし、こうやって考えてみようかというと次の問題ではすぐに使いこなせている。
偏差値には表れない才能を見たような気がしました。
好きでやるって大事だなとあらためて思いました。
おうちの人もその才能をのばしてあげたいとおっしゃっていました。
それでいて教育に前のめりになっている様子もなく、自然体で今後どうしたらいいかの相談もしていただきました。
売り上げのことを考えると、「すぐにでもうちの塾に!」となるんでしょうけど性格的にこれが言えず、本屋さんに行って本人の気に入った算数の本を買ってあげて下さいと伝えました。
小学生のうちは、興味の赴くまま好きなことを目一杯させてあげてほしい。
算数が好きなら算数の本をいっぱい読んだり、問題を解いたりするうちに目も肥えてきて、本を選ぶ力も付いてくるでしょう。
おうちの人と一緒に楽しんでもらえたらと思うのです。
十分すぎるほど算数の力が付いていたのでそういう提案をさせていただきました。
そりゃ、塾に来てもらってさらに力をつけていくお手伝いをしたいという気持ちもあります。
本人が「行きたい」ってなったときに、ぜひ来てくれるとうれしいです。
帰り際に、「塾で教えてもらうのを楽しみに来たんです」とおうちの人に言われドキッとなりました。
満足してもらえたかな?
これは毎日の授業でも思っていることなので、いつものことなのですがあらためて考えさせられました。
「もっとこうしたらよかった」「こういう風に伝えたらよかった」と毎日のように反省しています。
こうやって塾生と一緒に成長していきます。
満足したらそれで終わりだと思っているので、一生これが続くのだと思います。