実験教室をやってみた
題材は兵庫県の公立高校入試問題。
今年の理科の入試問題ですね。
これを解くために必要な知識を実験から学んでみます。
よ~く観察して、仮説を立ててもらいます。
「水を入れてみたい」ということで入れてみたり、鉄の球を入れたり、ペットボトルのキャップを入れてみたり。
どんなものが浮いて、どんなものが沈むのかを考えてみます。
「重いほうが下に行くのでは?」と5歳児が仮説を立てていました。
メスシリンダーの使い方を学んだ後、100均の計量カップで200mlを量り、その重さを量ります。
本当は、同じ質量で体積を量って比べたほうがいいとは思うのですが、お家にあるもので実験するという裏のコンセプトもあり、今回はわかりやすく比べてみます。
重さを量り、メモしたものを参考に、順番に瓶にそそぐとどうなるのかを予想してもらいます。
はちみつとお酢以外は自由にチョイス。
そして、瓶にそそいでいきます!
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完成!
予想通りにできたかな?
「サラダ油よりごま油のほうが密度が小さいのに、下にいくのはおかしい」ということで、解説。
「実験器具の精度が低いからです。本当はごま油のほうが密度は大きいのです。体積がちゃんと量れてなかったかな。」
そんなこともあります。
実験には失敗がつきもの。
失敗から学びます。
そして、考察。
からの、入試問題に挑戦。
小学生も挑戦。
重いもの(密度の大きいもの)が下に行くという知識をもって、文章中の「水と油は混ざり合わない」「水とエタノールは混ざり合う」を考慮して考える問題。
個体でも考え方はいっしょ、という問題。
小学生たちはよく考えて答えを出せていました!!
どの問題も、密度を求められることが大前提。
中学生たちはみんな間違えていたのでは?大丈夫かな?
密度とは「単位体積あたりの質量」だよ。
今回は「1㎤あたりの質量」だよ。
「単位〇〇あたりの△△」はいろんなところで出てくるよね。
速さだったり、圧力だったり。
全部まとめて理解してしまおう!
入試問題に挑戦中。
普段から受験やその先を意識して頑張れるといいね。
実験楽しんでもらえたでしょうか。
ドレッシングにお塩を入れ忘れたのはごめんなさい。
胡椒を少々入れるとさらにおいしくなると思います。
うちの息子がドレッシングを床にぶちまけたので、教室が少しお酢臭いです。
次の実験は何しようかな?
炭酸水素ナトリウムの加熱分解(カルメ焼き作り)がやりたいとは思っているのですが。
リクエストお待ちしております。