三田学園の大学合格実績が公表されていたので集計・分析してみました。
実は、高校受験の際に三田学園を受験しまして、少しだけ思い入れのある学校なのです。
(合格はしたのですが、公立高校へ進学しました。ゴメンナサイ。)
では、見てみましょう。
国公立大学
京都大学・大阪大学・神戸大学
毎年コンスタントに、京都大学・大阪大学の合格者が出ているのはすごいですね。
三田学園に通学している生徒たちは、いいお手本が学校内にいるのでぜひ見習ってほしいところです。
三田学園の大学合格実績の資料の中で、旧帝大が並ぶ中、神戸大学を紛れ込んでいるのですが、ご遠慮願いたいです。(大学OBとして神戸大学はそこじゃない感が半端ないので)
旧帝大のくくりでいくと、今年は京都・大阪大以外では九州大学に一人だけ合格していました。
それなりに優秀な人材が、中学受験を乗り越えて集まっているので、もう少し、全国に目を向けてもいいんじゃないかと思うのですが、いかがでしょう。
国公立大学合計
大きな変動はないですね。
毎年3割程度の生徒が国公立大学に合格しています。
三田学園に通う生徒で、国公立大学を目指すならこれが一応の目安になりますね。
私立大学
関関同立
少し増えました。
私立大学の難化にもかかわらず、合格者数が増えています。
個別にみるとその傾向がどうなっているのかよくわかると思います。
同志社大学以外の大学の合格者が増えています。
特に立命館大と関西大。
今までは、同志社大学の合格者数が70名前後だったのが、一気に40名強に減りました。
ここに、私立大学の難化の影響があらわれているのではないでしょうか。
そこまで多いな影響があるようには見えませんが、今までなら同志社大学に合格していた学力の受験生が、同志社大学よりは合格しやすいと言われている立命館や関大を受験したのかもしれません。
産近甲龍
去年より少し増えました。
2017年から比べると、私立大学の難化を甘く見た受験生が2018年に合格を手にできずに、心を入れ替えて私大難化を考慮に入れた2019年は、合格者数の水準を戻してきたというストーリを妄想してみました。
本当のところはどうか分かりませんが、以前よりは合格ラインは確実に上がっているので、心して受験勉強をすべきであることには変わりありません。
まとめ
合格実績は北摂三田や宝塚北と比べると、やや見劣りするかもしれません。
中高一貫なので、まだまだ可能性を引き出してあげてほしいなあとも思わないこともないかなあ。
といいつつも、歴史もあり、環境も整った良い学校ですし、伝統にあぐらをかくわけでもなく、失敗を恐れずいろんなことにチャレンジしているというイメージがあります。
関学コースをつくったり、廃止したり、高校からは文系コースのみに絞ったり、全校生徒にiPadを配ったり。
おもしろい学校であることは間違いないです。
部活動も盛んで、全国大会レベルも多数。
公立中学校では物足りないかもしれないなあとか、物理部に入りたいなあと思っている小学生は、受験を検討してみてもいいかもしれませんね。