丹波篠山市から通えて、難関の国公立大学へ進学する生徒が多い高校を比べてみました。
手元の資料によると、高校入試の偏差値は、
宝塚北(グローバルサイエンス・推薦選抜):72
北摂三田(人間科学類型・特色選抜):64
尼崎稲園:64
北摂三田:63
宝塚北:63
です。
普通科に進学する場合は、難易度はあまり変わりませんね。
倍率が気になるかもしれませんが、学力が伴っていればあまり気にする必要はありません。
では、進学実績を見てみましょう。
まずは、国公立大学への進学率です。
だいたい半分程度の生徒が、いずれかの国公立大学に進学しています。
これらの高校ならば、国公立大学への進学を希望する生徒が多いのではないでしょうか。
この「半分」を多いとみるか、少ないとみるか。
選抜コースのない尼崎稲園高校は、健闘していると言っていいのではないでしょうか。
次に、多くの人がとりあえず志望してみることで有名な神戸大学の進学率を見てみましょう。
5%前後を推移しています。
生徒数が240人なら、12人程度ですね。
尼崎稲園高校が右肩上がりですね。
神戸大学よりも難関の大阪大学も見てみましょう。
こちらも5%前後で推移しているでしょうか。
ここでも尼崎稲園高校の右肩上がりが目立ちます。
逆に、宝塚北高校の右肩下がりも目立ってしまいました。
ちなみに、京都大学へは過去5年間で
宝塚北:2~7名
尼崎稲園:1~6名
北摂三田:0~3名
となっております。
まとめますと、各高校とも
京都大学に行きたいなら、トップクラスの成績を維持
大阪大学に行きたいなら、上位10%以内
神戸大学に行きたいなら、上位20%以内
が目安になりそうです。
しかし、尼崎稲園高校は要チェックですね。
3年前にチェックしたときの感想とは真逆です。
選抜コースもなく、普通科のみで北摂三田や宝塚北と同じくらいかそれ以上の結果が出ているので、大躍進と言えます。
大学進学の実績は、それぞれの生徒が頑張った結果なのですが、学校内にもそういう「大学受験に向けてがんばる」空気が流れているのは間違いないでしょう。
そういう大きい方向性がこれらの高校の魅力の一つになっています。
ただ、無理してこれらの高校に入学すのはおすすめしません。
これらの高校に入学するためだけに、高校入試に特化して勉強し、能力が伸びきった状態で入学してしまうと、勉強が得意な生徒が多いなかで苦労することになりかねません。
難関の大学に進学するような生徒は、高校入試のためにゴリゴリに勉強してないんじゃないかとも思うのです。
そこそこ余裕をもって入学していると思います。
余裕をもって高校入試が突破できるように、早めに正しい学習感や勉強に対する意識を持てるようにしておくのがよろしいかと思われます。
余裕をもって入学できるのであれば、これらの学校はおすすめです。
同じような考え方、目標をもつ生徒たちと切磋琢磨できる環境は大事です。
勉強するのが当たり前の環境に身を置くと、さぼりづらいですよね。
みんなが勉強していると、自分もしなくちゃとなりますよね。
率先して勉強できれば問題ないですが、それを維持し続けるのも大変ですよね。
そんな時に周りに刺激を受けて、また前を向いて進んでいけると思うのです。
実際に進学してみないと分からないことも多いですが、校風だったり、通学時間だったり、部活だったり、いろいろな要素を検討して、自分の目で見て学校選びができるといいですね。
学校選びの選択肢を増やすためにも、実力をつける勉強は継続してがんばっておきましょう!